皆様こんにちは
バレエダンサーの北村です
今回は11月の活動報告ブログです。
11月はドン・キ・ホーテの公演と
新しい作品「コッぺリア」の振り付けと初演があり、
充実していたものの、
体力的にも精神的にも
なかなかしんどい1ヶ月でした。
ドン・キ・ホーテでは
以前から踊っている
夢の場
と
主役の踊るパドドゥの間に入る
ヴァリエーション
を踊らせてもらいました。
「コッペリア」は
振り付けの魔術師と言われる
ローラン・プティさんのもので、
後任を任されている
ルイジ ボニーノさんという方が
プティさんの振り付けたバレエを世界中で振り渡ししています。
(この作品は日本でも新国立劇場バレエ団で見ることができます。)
私は主役の友人役にキャスティングされたのですが、
振り付けが始まってから本番まで1ヶ月無いという短い練習期間だったので、
見れるレベルに達する為に
一緒に踊っている子達と毎日自分にがっかり⇒反省&おさらいしながらの日々でした。
ただこれが私にとって醍醐味で、
海外からいらっしゃる一流の先生方とのお仕事は本当に刺激や経験を貰えます。
本番は大成功、 達成感と感動を味わうことができ、
人生の財産の瞬間がまた増えました
コッペリアが22、 23日と終わったあとは
直ぐに次の新作のリハーサルで、
2017年に一緒にお仕事をしたことがある
ドイツのライモンド・レベック先生のコンテンポラリーの新作の振り付けが始まっています。
オーケストラとオペラを含めて
150人超えの出演者となる予定の
2 幕ものの大作らしく、
嬉しい事に主役の女性と
ソリストにキャスティングされ、
今振り付けのリハーサルの毎日です。
主役は他にも2組同じ役を練習しているカップルがいるので
2日ある本番のうち1日踊らせてもらえるように没頭中です。
イメージトレーニングが大きい鍵なので、
仕事の時間以外は役の一つ一つの動作の意味や、
そこにどんな感情を込めて人物を見せていくか、
間のとりかたや呼吸の仕方など細々考えつつ、
インターネットでその女性について調べたり主役の男性の生涯について調べたり、
まずは作品への理解力と共感度を高めているところです。
何はともあれ、
怪我に気をつけメンテナンスをしっかりし、
このまま調子良く12月も踊れればと思います!