yu yoshimura

2020年4月20日2 分

電波に乗せて

こんにちは!

自粛期間が続く中で、より質の高い1日を送るために試行錯誤が続いています。

さて、この自粛期間で失われてしまうものの一つとして、「コミュニケーション」があります。

普段あまり気にしていませんでしたが、グランドで練習があるだけで、様々な人たちと相当な量の会話をしています。

それがこの期間全くないのです。

他愛もない会話をはじめ、アメフトに関する会話に費やしていた時間が、ネットで動画を見たり、ただ寝るだけの時間に変換されてしまっている人も少なくないと思います。

これは少し問題のように感じました。

そこで、始めたのが「7人組制度」です。

よく自分たちのミーティングでは「横のつながり」が議題にあがります。

チームとして、下級生に対しては割とアプローチできている点も多いのですが、肝心の同期に対してあまり干渉できていないというものです。

ポジションやオフェンス・ディフェンスで分かれているスポーツなので、なかなか学年という単位で動かない分、問題視されているのかなと思います。

「7人組制度」はそれを解消するべく結成しました。

同期7人ずつでグループを作り、週ごとに決められたお題に対して議論を行うのです。

議論で繋がりを深めるという狙いもありますが、会話があまりできていない時期だからこそ、一つ一つの会話が頭に残り、それがお互いの理解につながるんじゃないかという狙いもあります。

話し合い方はグループそれぞれで、ビデオ通話をした班もあれば、テキストで長文を送りあった班もありました。

ビデオ通話には「温かさ」、テキストには「考える時間がある」などそれぞれに良さがあるので、これについては回数を重ねながら、目的にあった使い方をしていけばよいと思います。

余談ですが、1対1に限ってはビデオ通話よりテキストの方が伝達度が高いという研究結果もあるそうです。

こうしてコミュニケーションについて調べることができたのも学びの一つでした。

現在1週目が終わったところですが、どの班も楽しく密度の濃い議論ができたようです。

下級生にも4年生から出したお題で取り組んでもらっていて、新しいアイデアなども出てきてたくさんの発見がありました。

この期間にチームとしてだったり、学年としての結束を強めることができたら、後で振り返った時に「あの期間のあの取り組みがあったから」と思えるはずです。

練習が再開しても、同期でのコミュニケーションを大切にする文化が残ってくれればうれしいです!

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